フェロー&マスターズ未来技術研究会
第6回研究会
 
日時: 2006年 7月20日(木) 16:50 - 18:10
(画像の認識・理解シンポジウム MIRU2006 第2日目)
登録: 本講演会は「画像の認識・理解シンポジウム(MIRU2006)」の中で
開催されるため,参加するには MIRU2006への参加登録が必要です.
会場: 仙台市青年文化センター 
〒981-0904 宮城県仙台市青葉区旭ヶ丘 3-27-5 [アクセス]
主催: 電子情報通信学会フェロー&マスターズ未来技術時限研究専門委員会
共催: 画像の認識・理解シンポジウム MIRU-2006 実行委員会

           テーマ
フェロー&マスターズ講演会「探求の道」


プログラム

司会: 末永 康仁(名古屋大学)

講演1 「音声分析合成の基礎技術とその音声符号化への応用」
板倉 文忠(名城大学)
(研究会資料:PDF)
[概要]音声分析合成の基礎技術とその音声符号化への応用に関して,私の歩んだ道についてお話したいと考えています.音声信号を低ビットレート符号化する場合、?人間の声が声帯振動や声道の共振により生成されるという事実,(1)その結果としてもたらされる音声信号の統計的性質,ならびに(2)音声が聴覚器官により受信され聴覚神経系により処理されるという事実を,ディジタル信号処理の観点から利用しています.そこで,画像の認識理解シンポジウムMIRUとの関連から,音声符号化と動画像の符号化の類似点と相違についても触れてみたいと思っています.

講演2 「計算メディア:センシング機能がネットワークと融合するとき」
大田 友一(筑波大学)
(研究会資料:PDF)
[概要]私たちが好むと好まざるにかかわらず,いろいろな形態の監視カメラが街にあふれる時代がやって来ました.善良な市民としては,監視カメラによってもたらされるであろう安全の代償として,常に誰かに監視されているという不安への我慢を強いられています.監視カメラの映像を,被写体である市民自身が活用できる枠組みを想定すると,そこには新しいメディアの可能性が見えて来ます.また,それは,誰かに密かに監視されているという不安を軽減することにもなるでしょう,ネットワークと融合した監視カメラが,市民に開放されたメディアになる時を,我々の研究例を踏まえて考えます.