プログラム |
司会: 末永 康仁(名古屋大学)
|
講演1 「音声分析合成の基礎技術とその音声符号化への応用」 |
板倉 文忠(名城大学)
(研究会資料:PDF) |
[概要]音声分析合成の基礎技術とその音声符号化への応用に関して,私の歩んだ道についてお話したいと考えています.音声信号を低ビットレート符号化する場合、?人間の声が声帯振動や声道の共振により生成されるという事実,(1)その結果としてもたらされる音声信号の統計的性質,ならびに(2)音声が聴覚器官により受信され聴覚神経系により処理されるという事実を,ディジタル信号処理の観点から利用しています.そこで,画像の認識理解シンポジウムMIRUとの関連から,音声符号化と動画像の符号化の類似点と相違についても触れてみたいと思っています.
|
講演2 「計算メディア:センシング機能がネットワークと融合するとき」 |
大田 友一(筑波大学)
(研究会資料:PDF)
|
[概要]私たちが好むと好まざるにかかわらず,いろいろな形態の監視カメラが街にあふれる時代がやって来ました.善良な市民としては,監視カメラによってもたらされるであろう安全の代償として,常に誰かに監視されているという不安への我慢を強いられています.監視カメラの映像を,被写体である市民自身が活用できる枠組みを想定すると,そこには新しいメディアの可能性が見えて来ます.また,それは,誰かに密かに監視されているという不安を軽減することにもなるでしょう,ネットワークと融合した監視カメラが,市民に開放されたメディアになる時を,我々の研究例を踏まえて考えます.
|