第14回 フェロー&マスターズ未来技術研究会

シンポジウム(入場無料)


「デジタル映像革命はどこまで進んだか,これから何が起こるのか」



主催: 電子情報通信学会フェロー&マスターズ未来技術時限研究専門委員会
日時: 2008年 6月 3日(火) 13:15 - 17:20
会場: 大阪科学技術センター 中ホール [アクセス]
住所:〒550-0004 大阪市西区靱本町1−8−4

共催: 財)大阪科学技術センター

90年代前半のマルチメディア・ブーム,インターネット/Webブラウザが登場して早くも15年,カメラもTV放送もデジタルになり,家庭用ゲーム機は何世代も進化し,誰もが携帯電話についたカメラを使い,家庭には大型フラットテレビ,街にはシネコンが溢れる時代になった.かつて,「2010年には120兆円」とも「300兆円」とも言われた市場は創出されつつあるのか,デジタル革命はどこまで進んだのかを,映像分野を中心に検証し,「これから10年後,20年後には何が起こるのか,何を起こすのか」を考える.



プログラム

●ご挨拶

●講演1「高精細テレビから超臨場感コミュニケーションへ」
榎並 和雅(情報通信研究機構)
(研究会資料:PDF)
[概要] HDTV技術開発に関して日本(NHK)が果たして来た役割や,放送分野でのデジタル革命の様相を振り返り,未来論としての最近話題の高臨場感コミュニケーション技術の展望を語る.

[プロフィール]1971年東工大・電子物理工学卒,同年NHK入局74年放送技術研究所へ,先端制作技術研究部長,総合企画室[デジタル放送推進]担当局長などを経て,04年放送技術研究所所長,06年より(独)情報通信研究機構(NICT)ユニバーサルメディア研究センター長,08年4月より同けいはんな研究所長.超臨場感コミュニケーション産学官フォーラムを設立,運営中.映像情報メディア学会元副会長,日本学術会議連携会員,IEEEフェロー,博士(工学).

●講演2「ブロードバンド時代のデジタル家電とコンテンツ配信」
連 努(松下電器産業)
(研究会資料:PDF)
[概要]デジタル家電がブロードバンド接続される事によってAV機器の使い方が変わってくるのか,TV向けのコンテンツ配信サービスを中心にIT時代のデジタル家電産業の未来戦略を語る.

[プロフィール]1984年早大・理工・電気卒.同年 松下電器産業(株)入社.民生用VTRの開発やデータプロジェクタの開発に従事.2000年デジタル放送の立上げのためWOWOW経営企画課長として出向.2002年 松下電器PAVC社に復帰.ビエラリンクやアクトビラなどデジタル家電のネットワーク化を推進.現在,松下電器PAVC社技術統括センター技術企画グループ グループリーダーとして,PAVC社全体の技術行政,開発推進を担当.

●パネルディスカッション
    「デジタル映像革命の現場検証
        〜これから何が起こるのか,何を起こすのか?」
(研究会資料:PDF)
[司会]  田村 秀行(立命館大学)
[パネリスト] 
学術サイド/要素技術の視点から
北橋 忠宏(大阪大学名誉教授)
通信/モバイル機器の視点から
村上 仁己(成蹊大学,前KDDI研究開発本部長)
ゲーム産業の視点から
上村 雅之(立命館大学,任天堂アドバイザー)
光学関連企業の視点から
石田 徳治(コニカミノルタ)
●懇親会(17:30 - )

[参加申込み]
参加費は無料、懇親会は\4,000です。会場・資料準備の 都合上,参加希望者は,所属・氏名・懇親会参加希望の有無を記して,までお申し込み下さい.